窯からウツワを出した後というのは、
さあ、次作るぞ!!と心機一転のような気分。
そんな時、普段なかなか出来ないことをやったりするもんですが。
梅雨空が台風の後に晴れたもんで、これはチャンス!!とばかりに
棚板のコーティング。
窯詰めの時に釉薬の粉が落ちてたり、
失敗してひっついたり(掛け花を目をうって寝かして焼いたら転がり落ちてた)
そんなので使えなくなってた棚板や、アルミナが薄くなってきてたのを再塗布。
釉薬は鏨(たがね)でこついて除去。
うちのコーティングはそう強くないので、ペーパーで軽くなでて地ならし。
これは中古で買いたての最初の写真 ↓
それがこうなって完成。
綺麗に出来ました。
アルミナを棚板に塗布する時、それだけでは棚板にひっつかずに簡単にはがれます。
そりゃ、耐火度が高いので当たり前、だから器が棚板にひっつかない。
ということでひっつかないアルミナをひっつける役割のモノをちょっと混ぜてやったのが
アルミナコーティング剤。
蛙目粘土とかカオリンを1,2割混ぜてやったらそれで完了。
うちは余ってた蛙目を2割混ぜて、
2時間ミルまわして篩に通してます。
後は
兄貴にいただいたコンプレッサーが活躍。
そいで、これを仕入れて
これで、薄めのコーティング剤を吹き付けてやる。
塗っては乾かしを3回程度。
これでムラなく綺麗に仕上がります。
一度焼くとコーティング完了。
アルミナもはがれません。
こういう塗装の道具は意外と高いけど、めったに使わないし
そんなデリケート作業じゃないので、ビギナー向けのスターターキット。
これで十分です。
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